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Was Bra-ced For A Different Reaction
https://notalwayslearning.com/was-bra-ced-for-a-different-reaction/36792
asadoriQ asadoriQ     最終更新:2016-08-11 11:55:42    PDF


文書タグ: 性的暴行英国

【英国での出来事。娘が男子生徒を殴ったとして学校に呼び出された母親の報告。校長室で行われた、娘と学年主任、男性教師、校長、鼻血を出して顔を赤らめた男子生徒、その両親とのやりとり。タイトルの"Bra-ced"は、"brace"(緊張する)と"bra"(ブラジャー)をかけたものですが日本語タイトルでは反映させていません。以下は、部分訳。会話も含め、割と坦々と日本語にするので会話感も細かい感情の機微も残りませんがご容赦ください。】

(・・・男子生徒が娘のブラジャーを引っ張って弾いたので、娘が彼の顔を二度殴りつけたとのこと。私は、その場の皆が、男子生徒に対してよりも娘に対して怒っているとの印象を持った。)

私:「なるほど。それで、私の娘に性的暴行を加えたことで彼を、またそれを放置したことで学校を告発するかどうか確認したいというのですね。」

(私が「性的暴行」と言ったとき皆ビクッとし、一斉にしゃべり始めた。)

教師:「そんなに深刻なことだったとは思いません。」

学年主任:「過剰反応はやめませんか。」

校長:「論点が違うのではないかと思いますが。」

(少年の母親が泣き始めた。私は娘に向かって、何が起きたのか訪ねた。)

娘:「私のブラジャーを何度も引っ張って弾いたのです。止めるように言ったけれど、止めなかったので、[先生の名前]に言ったところ、「無視しろ」と言われました。[少年の名前]がまたやって、ブラジャーがはずれたので、彼を殴ったのです。それでようやく彼はやめました。」

(私は教師の方を向いた。)

私:「それを放置したのですね。どうして止めなかったのですか? ここに来て、あなたのズボンの前を触らせて下さい。」

教師:「何ですって? それはできません!」

私:「それは不適切だと思われますか? では、[学年主任の名前]のブラジャーを今ここで引っ張ってはどうでしょう? 彼女が喜ぶかどうか確認しては。その少年の母親のブラジャーでも結構。私のでも。子どもだから楽しいとでも思ったのですか?」

校長:「[私の名前]さん、お言葉を返すようですが[娘の名前]が別の生徒を殴ったことに変わりはありません。」

私:「いいえ、違います。娘は、別の生徒に加えられた性的暴行から自分を守っただけです。二人をご覧なさい。この少年の背は180センチ近く、体重は70キロを越えるでしょう。娘は150センチで40キロもありません。彼は娘より30センチも背が高く体重は二倍近くあります。娘は彼にどれだけ触られ続けたのでしょう? 教室で、娘を助け護るはずの人間が事なかれで何もしない状況で、娘はどうすればよかったのでしょう? この少年は娘のブラジャーが外れるまで強く引っ張ったのですよ。」

(少年の母親は泣き続けていた。父親は怒っていると同時に当惑しているようだった。教師は私から目を逸らしていた。私は校長を向いた。)

私:「娘を家に連れて帰ります。少年も懲りたことでしょう。こうしたことが、[娘の名前]にだけでなく、学校の女子生徒全員に、二度と起きないことを望みます。教職員に対しては許さないことを、15歳の少女にやっていいと考えた理由はまったくわかりませんが、この件は理事会に報告します。それから、もしあなたが[少年に向かって]娘に触れたりしたら、性的暴行で逮捕してもらいます。わかりましたか?」

【この記事の表題にある、"braced for a different reaction"という母親の感覚が伝わってきます。とはいえ、この記事を読んでも(日本語が平板であることは別として)それを共有できない人が案外多いのかもしれません(このコメントはお花畑すぎると言われそうです)。以下、あまりまとまらないコメント。

あることが、侵害や暴行、不当な行為であるという認識をそもそも共有していない人々(「そんなに深刻だったとは思わない」「過剰反応はやめよう」「論点が違う」)がそれらを管轄しているという悪夢のような状況で、きちんと立ち止まれるのはどうしてか、という疑問はいつも付いて回ります。主に被害者が、ではなく周りの人が、ですが、被害者自身も(「気にする方が変」というのは原発事故後声高に言われ、今も言われ続けていることです)。

ザンクトガレン(修道院図書館が有名なところ・ただし同時代の「智慧の館」とは比べるべくもないのですが)でグローニンゲルはどのようにして立ち止まりしかるべく振舞うことができたのか。歪んだ発言が跋扈することで、ものを考える条件そのもののが、意識にのぼることなく歪められて行くときに人を立ち止まらせるものは、主体的な何かではあり得ません。

おしどりマコさんが2016年7月5日の「97条の会」立ち上げイベントの際に述べたように「未だ知られていない侵害」というものがあるとすると、それは「知られていない」わけですから主体的に意識して知ろうと思っても、知ることはできません。

基本的に同じかたちの問題は色々なところにあって、翻訳で誤訳をするのは原文の意味がわからないときではなくて(とりわけ現在ではそうしたときは色々相談できますから「わからない」ことがわかっているなら誤訳は原理的には防げます)、わかっていないことに気づかないときで、それは気づいていないのだからどうしようもない、それにもかかわらず経験をつむと「何か怪しい感」を感じる(「感を感じる」というのはちょっと変ですが)ことができるようになると多くの熟練翻訳者が言います。大切なのは、ここでの「何か怪しい感」は鋭い勘のようなものではなく、わかることについては可能な限り体系的に綿密にわかることと対応している、という点です。

さて、この記事の出来事の場合(「の」が続くのは良くないと言われますが「あしびきのやまどりのおのしだりおの」とか「行く秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一片の雲」とかは「の」が続きますがたぶん高く評価されています)、母親が、教師にズボンの前を触らせろ、学年主任のブラを弾いてみろ、それとどこが違うのか、というかたちで校長と学年主任と教師に、問題を感じさせており、その鋭さに深く感動します。

ところで、「AについてはPであると考えるのに、どうしてA'についてはPでないと考えるのか」という説明/説得は、相対的なものなので、危険も伴います。「A'についてはPでないと考える」人については、しばしば、次のような状況があるからです:
・そもそもAについてもPとは考えていない。
・そもそもAとA'はまったく別のものと考えている。

ちょっと話しが雑ですが、第一の状況で現実性のない相対主義的な理屈を展開すると、「私はあなたの股間を触ったのだから、フェアであるためにあなたが私の股間を触り返せばよい」という最悪のかたちにもなり得ます(この記事で母親が最初に「性的暴行」と宣言しそれを議論の余地のないものとしたことはとても重要です)。

一方、AとA'はまったく別だと考えている場合(この記事のケースで教師・学年主任・校長はそうだったのでしょう)、まあ気づけばよいのですが(この記事のケースでは母親が「性的暴行」と議論の余地なく宣言したことがやはり効いているように思います)、そうでない場合もあります。

さらに、この記事のケースから離れて一般論になってしまいますが、Aを自分が属するグループで、自分が属しないグループであるA'でもという場合(つまりAとA'はまったく別ではないとAに属する人が考える場合)、それにもかかわらずAとA'の質的な違いと距離はかなりきちんと考える必要があります。

AからA'に現実に移行する可能性がある場合。難民、障がいなどはそうですが、「我々は皆、潜在的な難民である」と言うとき、まさに今、ここでそうではないかたちでそうでしかない状況をきちんと踏まえないと単に主観的なお気楽リベラルいい気分私たちよくものを考えているいい人よかったね私えらいね私という観念的自己満足満載話しになってしまいます。個々の侵害はこうでしかないこととして現れ、現実に対処されるべきなのはそのこうでしかないことであって、概念はそれに対処することを可能にするためにあるのに、「我々は皆、潜在的・・・である」という言葉は、今まさに我々は・・・ではなく、・・・である人は・・・であるという現実を略奪することになります。

「私たちは誰もが障がい者になりうるから・・・」というのも(それを言うときに誠実/切実である人がいることは十分に認めつつも)やはり同様の問題があって、でも今ここではそうではないという現実においてものを考えるならば、普遍的な概念として個人というものがあるということを出発点として確認することがどうしても必要になります。

AからA'に現実に移行する可能性が(基本的には)ない場合。この場合には、概念的な理解を促す方便としても無効でしょうし、それでもなお「我々は皆、潜在的な・・・である」というのは、単なる言い訳になります。

で、結局、「性的暴行である」というところで私たちが立ち止まれるかどうか、立ち止まれなくても少しだけ竦むことができるかどうか、できるとして、それはいったいいかにしてなのか、という問題は残ります。

この記事を読んで改めて気になっているのはその点です。】

原文:https://notalwayslearning.com/was-bra-ced-for-a-different-reaction/36792
参照のための部分訳。
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1(最新) 2016-08-11 11:55:36 asadoriQ
2 2016-08-11 11:49:40 asadoriQ

    
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